旧輸送制限の解説

トラビアンルールで一番問題となる輸送制限についての解説です。
ここに書かれていることが全てではないのですが、基本中の基本として読んでください。

システム変更により、このページの記述は不要となりましたが、取り敢えず置いておきます。
現在の輸送制限の記述はこちら→新輸送制限の解説

資源生産量

一時間あたりの資源生産量は?

住人の維持費を引く前の村の純粋な生産量の合計が、一時間あたりの資源生産量となります。

この図の赤色で囲まれた箇所の数字が、一時間あたりの生産量です。
A村の総生産量

この村では、一時間に木1000粘土1000鉄1000穀物2100が生産されています。
よって、この村での一時間あたりの総生産量は、1000+1000+1000+2100で5100となります。

この図の青色で囲まれた箇所の数字が、一時間あたりの生産量です。
B村の総生産量

この村では、一時間に木556粘土415鉄310穀物528が生産されています。
よって、この村での一時間あたりの総生産量は、556+415+310+528で1769となります。

村が複数ある場合

プレイヤーの一時間あたりの総生産量は、全ての村の一時間あたりの総生産量の合計です。

例)村が2つある場合(上記A村、B村)

A村とB村の2つを持つプレイヤーの一時間あたりの総生産量は、6869となります。

A村:木1000粘土1000鉄1000穀物2100     B村:木556粘土415鉄310穀物528
A村総生産量 + B村総生産量 = 5100+1769 = 6869

輸送制限量

  • 24時間以内に、他者へ送ることが可能な輸送量は、自分の全村の一時間あたりの総生産量となります。これは、発送時の生産量が採用されています。つまり、生産量の増加が見込まれるからといって、到着予定時刻の生産量を送るとペナルティーになることを意味しています。
  • 複数のプレイヤーに送る場合は、その合計量が、自分の一時間あたりの総生産量を超えてはいけません
  • 自分の村への輸送には制限はありません。いくら送っても構いません。
  • この輸送制限は、市場での取引も含まれます。1:1取引は問題ありません。
輸送パターン@

単純輸送
A−B間NG輸送

この場合、A村は、一時間あたりの総生産量5000を超えてトレードをしている為、ルール違反となります。

また、同時にB村もルール違反となります。これは、B村の一時間あたりの総生産量3000を超える資源を受け取ったからではなく、あくまでも、A村の一時間あたりの総生産量5000を超えた資源を受け取った=A村に不利益を与えたという行為によって発生するペナルティです。

あなたが、B村の立場であった場合に、「輸送量が多いかも?」と思ったら、直ちに相手方に連絡を取りましょう。また、そのログを残して置くことをお勧めします。Multihunterさんからの取調べの際の証拠になります。

輸送パターンA

複数輸送
A−B間、A−C間NG輸送

この場合、A村は、B村とC村に送った量の合計が、一時間あたりの総生産量5000を超えてトレードをしている為、ルール違反となります。

B村とC村のそれぞれが受け取った量は、5000。これは、A村の一時間あたりの総生産量5000と同量であるので、何ら問題ありません。

輸送パターンB

経由輸送
A−B−C間NG輸送

同盟員や友人に輸送する際に、商人の長時間拘束を防ぐ為に、誰かを経由させたい場合があります。そんな時にありがちなのが、このパターンです。

この場合、A村は一時間あたりの総生産量5000と同量の輸送なので、何ら問題はありません。

しかしながら、B村は、一時間あたりの総生産量3000を超えて輸送したので、ルール違反
C村は、B村に不利益を与えたために、巻き添えでルール違反となります。

B村は損も得もしてないように見えますが、
取引相手が同じでないならば、資源の輸送収入と支出の相殺はできない
ため、この場合は、単純にA村からB村への一方的な取引とB村からC村への一方的な取引が偶然に同じタイミングで行われたと判定されます。

取引相手が同じ場合
A−B−C間OK輸送

A村からB村へ輸送した量と、B村からC村への輸送量が相殺されるので、何ら問題はありません。
(A村とC村の時給合計が5000)

トレード(市場取引)パターン@

単純トレード
A−B間NGトレード

この場合、一時間あたりの総生産量3000を超えた損益を出しているA村は、ルール違反となります。
また、同時にB村もルール違反となります。
これは、あくまでも、A村の一時間あたりの総生産量3000を超えた資源を受け取った=A村に不利益を与えたという行為によって発生するペナルティです。(B村が自分の村の時給分を超えた利益を得たからではありません)

このトレードは、

A村とB村の1:1のトレードと、A村から資源5000の一方的な輸送が同時に行われた

と考えると分かりやすくなります。

ここで、問題となるのは、市場取引の相手の時給がわからないという点です。それにも関わらずルール違反になるのはおかしいと思うかも知れませんが、どうしようもないので、あきらめましょう

システムでこれを制限していないのは、ゲーム終盤でWoW建築をする際に、特定のプレイヤーに対しての輸送制限がなくなるためであると思われます。

もしこの問題に不満があり、システムの改善などの要求をするならば、Travian Games GmbHへどうぞ。MultihunterさんやSupportさんに訴えても無駄です。

さて、この問題を解決するには、利益差が大きいトレードをする場合には、相手の村の時給を予想して、トレードすることです。自分の村の人口と時給を参考にすれば、相手の村の時給がだいたいどれぐらいかの判別をつけられるでしょう。

また、相手と連絡を取ったり、取引ログを残しておいたりと、Multihunterさんからの取調べの際の証拠を用意しましょう。

トレード(市場取引)パターンA

複数トレード
A−B−C間NGトレード

この場合のA村は、一見、トレードでの損得がないように見えますが、輸送制限に引っかかりルール違反です。
なぜならば、取引相手が違う場合は、トレードの相殺が行われないからです。

このトレードは、

1) A村とB村の1:1のトレードと、A村からB村への資源5000の一方的な輸送
2) A村とC村の1:1のトレードと、C村からA村への資源5000の一方的な輸送

の2つの別々の取引が行われたと考えてください。

  • 1)のパターンは前述のトレード(市場取引)パターン@と同じなので、A村はルール違反、B村は巻き添えでルール違反。
  • 2)のパターンは、C村は時給と同じ量の損益なので、問題なし。もちろんA村も問題なし。

輸送制限のポイント

  • 1:1以外の取引を行った場合には、1:1 の取引 と X:0 の取引 が同時に行われたと考える。
  • 複数のプレイヤーと取引した場合、損益取引だけを考慮し、その合計量が自分の全村の一時間あたりの総生産量より多くないか注意する。
  • 取引相手が違反していなければ、自分がどれだけ利益を得ても、違反ではない。

輸送中に生産量が減少したら・・・

攻撃や征服、占領などによって、発送から24時間以内に資源生産量が減少した場合は、ペナルティの対象にはなりません。

ただ、Multihunterさんの処理の都合で、ペナルティ対象と間違われる場合が想定されます。そうなると一時アカウント停止状態になるかも知れません。
そうなってしまったら、運が悪いとあきらめるしかありません。

しかし、マルハンカタパなどのペナルティだけは避けねばなりません。
そのためにも、攻撃を受けた時のレポートを残して、Multihunterさんからの取調べの際の証拠にします。

輸送のタイミング(24時間制限)

確認が遅れて申し訳ありません。
以前、公式フォーラムにおけるBambooさん(Multihunter)の書き込みから、「資源が到着した時間から24時間後以降に再発送できます。輸送に24時間以上かかる場所もあるため、輸送時間を含めません」と記載しておりましたが、2008年12月25日付けでこの文章が削除され、発言が訂正されていました。

以下のように変更されていました。

資源が到着から到着まで24時間
Admin Bamboo
最後に編集したユーザー Bamboo [ 2008年12月25日(木) 9:36 am ], 累計 1 回

(本文の一部を省略及び書体強調しています)

上記、変更に伴い、以下に掲載していた画像および文言は削除しました。

輸送の裏技?

2009年8月24日のルール変更により、同盟員への攻撃も制限がなくなりました。

これによって、自分の村を含め同盟員の村を攻撃して、資源を移動させることができます。また、自分や同盟員のオアシスを攻撃しても資源を移動させることができます。

この方法は、商人だけでは輸送が難しい場合に利用すると便利です。ただ、1つの資源だけ輸送するというようなことができないのが難点です。
なぜならば、敵の村を攻撃した時と同様に、各資源をそれぞれ奪う形になるからです。

注意 : 村やオアシスを攻撃することになるため、兵士の退避を忘れると、防衛兵と戦う羽目になり、大損害を被ることがあるので注意が必要です。
注意 : シッター関係にある村への攻撃は禁止されていることを忘れないでください!

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